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山躑躅


三葉躑躅

山躑躅の紅(あか)い花を表したもの

表・・・蘇芳(すおう)
中倍・・・白
裏・・・萌黄(もえぎ)
蘇芳 赤みのふかい赤紫
萌黄 緑みのさえた黄緑
中倍(なかべ)
 近世の小袿(こうちき)の表と裏の裂(きれ)の間に、裏と異なった色の絹を細くはさんでかさねの色目に変化をつけました(※裂・・・織物の断片、布地)
着用時期 冬〜春 30歳まで

 他に

表・・・蘇芳(すおう)
裏・・・(あお) 古代一般名青は緑
着用時期 冬〜春 30歳まで

枝の先に紅い花を咲かせた山躑躅を表したものです。躑躅は春を飾る花として万葉以来広く観賞されていました。

その種類はたくさんありますが、古代で一般に躑躅とというのは山躑躅の類。和名・ツツジは花の形が筒の形からきた名前といわれています。

「躑躅」に因んだ色目は他に「紅躑躅」「白躑躅」「岩躑躅」「モチ躑躅」があります。

かさねの色目一覧 春のかさね P.3 P.4 参照

代表的な春のかさね
梅 重
濃紅
紅梅
紅 梅
紅梅
蘇芳
淡青
赤花・・・紅花(紅色)
桜萌黄
萌黄
赤花・・・紅花(紅色)
躑 躅
蘇芳
中部 
萌黄
山 吹
淡朽葉
裏山吹
※モニターに表示される色はあくまで目安として御覧ください。

かさね(襲・重ね)の色目についてはいろいろな説があります。

@ 一枚のあわせ仕立(袷仕立)の衣(袿<うちき>)の裏表の裂(きれ)を合わせた色。
A 後に、その衣を幾領も着装して表される衣色の配合色。
などがあり、@を「重」、Aを「襲」と使い分けて使用している人もいます。

一般的に「表」は表の布、「裏」は裏の布で、表・裏を重ねて生まれる色合いが「かさね」の色目と考えられていますので、ここでは@を中心に紹介しています。

参考文献  かさねの色目(長崎盛輝著)
色の彩時記(朝日新聞社編)
日本の傳統色(長崎盛輝著)
日本の色辞典(吉岡幸雄著)他

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