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河原撫子

紫がかった紅の花の色をあらわしたもの

表・・・(くれない)
裏・・・淡紫(うすむらさき)
 黄味・紫味をふくまない赤
着用時期 4月、5月あるいは6月も

 他に

表・・・紅梅
裏・・・
古代一般名の青は緑
紅梅 赤みのうすい赤紫

夏のくさむらに可憐に咲く撫子の花を表したものです。

撫子は「大和撫子」「河原撫子」とも呼ばれ、また、その花の時期が長く、春より秋まで咲きつづけることから「常夏(とこなつ)」とも呼ばれています。

平安時代に中国から石竹のたぐいが渡来し、これを「唐なでしこ」と呼び、「河原撫子」は「大和撫子」と呼ばれました。

撫子の名はその形、姿をかわいい児にみたててつけられたものであるとか、撫でて、もみたいほどかわいい花という意味からの命名とかいわれています。

可憐な花は秋の七草中の名花。

代表的な夏のかさね
若 苗
淡木賊
淡木賊
菖 蒲
濃紅梅
卯 花
楝(樗)
薄色
撫 子(瞿麦)
淡紫
若蝦手(若楓)
淡青
淡青
淡紫
淡萌黄
濃萌黄
※モニターに表示される色はあくまで目安として御覧ください。

かさね(襲・重ね)の色目についてはいろいろな説があります。

@ 一枚のあわせ仕立(袷仕立)の衣(袿<うちき>)の裏表の裂(きれ)を合わせた色。
A 後に、その衣を幾領も着装して表される衣色の配合色。
などがあり、@を「重」、Aを「襲」と使い分けて使用している人もいます。

一般的に「表」は表の布、「裏」は裏の布で、表・裏を重ねて生まれる色合いが「かさね」の色目と考えられていますので、ここでは@を中心に紹介しています。

参考文献  かさねの色目(長崎盛輝著)
色の彩時記(朝日新聞社編)
日本の傳統色(長崎盛輝著)
日本の色辞典(吉岡幸雄著)他

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